Free Style : Dream Time


「時は今 雨が下しる 五月哉…」
by rx-77-2cannon
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0701 BRAZIL vs FRANCE

Quarter-final 第4戦、ブラジル対フランス。



ブラジル代表 0-1 フランス代表
得点者:'57 アンリ(フランス)


この試合は結果から触れたい。
これまでのようにゲーム展開を追って説明するのは素人っぽくなくてもダメだ。
感じた事、云いたい事を書こうと思います。

前回大会王者のブラジルは負けた。
連勝をストップさせたのは連勝が始まる前に負けた相手、つまりフランス。
フランスに負けてから始まったこれまでの連勝が、フランスに負けて終わったのは、何かしらの運命めいたものを感じるが…

スコアは0-1。
後半の12分にジダンからのFKをアンリがフリーでシュート!
これが決勝点となった。
接戦だったし、ブラジルにも勝つチャンスがなかったとは云わない。

だけど、フランスはブラジルよりも確実に強かった。
そして2006ドイツ大会はロナウジーニョの為の大会でも、ブラジルの大会でもなかった。


個人的にゲーム前からブラジルには不安要素がある気がしていた。
いつもとメンバーが、システムが違うからだ。

常に4-4-2で戦うはずのブラジルが、このゲームでは変えてきた。
さすがに相手がフランス(98年決勝で負けた相手)という事でパレイラも臆病風に吹かれたのか、前線を2トップから1トップにして中盤の枚数を増やす。
これは5人の中盤の選手を配置するフランスに対抗する目的と、おそらくは調子が上がらないロナウジーニョをゴールに近い位置でプレイさせたいという二つの思惑があったと思う。

ボランチにジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ジウベルト・シウバ、ゼ・ロベルトの3人。
トップ下にカカとロナウジーニョ、FWはロナウド。
守備陣だけはGKジーダ、DFラインはカフー、ルシオ、フアン、ロベルト・カルロスと云ういつもの顔ぶれだ。

対するフランスは前の試合(スペイン戦)とまったく同じメンバ-構成。
GKバルテズ、DFは右からサニョル、テュラム、ガラス、アビダルの4バック。
ボランチにビエラとマケレレのベテランコンビ。
右にリベリー、左はマルダ、そしてトップ下のジダン。
1トップがアンリという4-5-1。


立ち上がりから両国ともガチンコ対決と云った様子。
正直、この頃眠たくてウトウトしながら観戦していたんだけど、次第に白熱してくゲーム展開に引き込まれるように目も冴えてきた。
今(執筆時)では寝つけないぐらいだ。

戦前の予想通りならブラジルが攻めて、フランスが受けるという形になるのかと思っていたけどそうじゃなかった。
フランスの選手たちは一人一人が巧く、そして何より強い。
あのブラジルと互角、と云うよりもむしろフランスの方が少し上回っている、そんな風にも感じた。
ブラジル人だけがサッカーが飛びぬけて巧いという(特にブラジルびいきの)我々の「幻想」を見事にぶち壊してくれるような試合内容、とは云い過ぎなのかな。
それは例えばジダンに限った事ではなく、アンリはロナウドよりも早く、巧くて、ボールを失わない。

ボランチの二人の守備能力の高さは凄まじいものがあって、マケレレもビエラも「ベテラン選手」という言葉で片付けるのは失礼すぎる。
彼らは今なお「世界屈指のボランチ」だ。

勿論この試合でのジダンは素晴らしかったし、MoMに相応しい活躍だったと思う。
エース対決という意味でもロナウジーニョよりジダンの方が存在感が上だった。
ピタっと足に吸い付くようなトラップ、相手に簡単に懐に飛び込ませないキープ力、競り合いに強い身体、浮き球でかわすファンタジー、常にスペースへ出す長短のキラーパス……

「まるで全盛期のジズーじゃないか!」

俺は唸った。
さすがに運動量と瞬間的なスピードという面では衰えが見えたが、この大会を最後に引退するなんてやっぱり信じられない。
まだまだ世界ナンバー1で居続けられるフットボーラーなのに。

このゲームでのフランスを見て1998年(前々回)の大会のフランスの記憶が蘇ってきた。
ひとつの歴史を作ったあの大会。
色々な人種が集まった寄せ集めのフランス代表は戦前の予想を覆すような完成度の高さを魅せつけた。
そして、その中心にジダンがいた。


フランスのいいところばかり書いてるけど、元々フランス代表のファンなのでそういった見方になってしまった。
しかし逆に考えるとブラジルはよくなかった。
これは予選リーグから云える事だけど、ボチボチの調子でここまで勝ち上がってきた。
「本気を出してない」といえば語弊があるかも知れないけど、少なくとも俺の目にはそう映った。

そしてある時思ったのは、

「実はこれがブラジルの限界(本気)じゃないのか?」

という疑問。

確かに名前だけ見れば素晴らしい選手が揃ってる。
ロナウジーニョにカカにアドリアーノにロナウド。
ボランチだってエメルソン(怪我で欠場。守備の要である彼がいなかったのは不運)とゼ・ロベルトもすごい選手。
どこからでも点が取れそうだし、どの国もブラジルを押さえられそうにない。

でもそれらの選手の「名前」だけでチームとして強い、または完成してるって証明にはならない。

実際イングランドも「黄金の中盤」「史上最高の代表」と云われたが、セミファイナルを前に姿を消した。
退場者を出した事やPK戦での敗退というギリギリの負け方だったので、イコール弱いとは云い切れないが、サッカーに「IF」が必要ないのも事実。
要は結果を出したものだけが報われるのがサッカーでありスポーツだと俺は考えているから。
(ただしこれは応援する立場の時の話。自分がプレイする場合は負けても内容が良ければ満足するタイプの人間)

ブラジルについても同じように「いつ本気を出すのか」をずっと追ってきたけど、今日の試合を観る限りはアレで本気だったんだと思う。
「楽しいサッカーをして勝つ」というのがブラジル人選手の合言葉のようになっていたけど、楽しいサッカーで勝てるほどワールドカップは甘いものなのだろうか。
タレント選手が揃えば、簡単にゴールは挙げられるのだろうか。

パレイラのブラジルを見てて、恥ずかしながらジーコJAPANの事を思い出した。
まったくレベルの違う選手たちを比べるのはブラジルに失礼だけど、ジーコもブラジル人。
そして自由なサッカー、攻撃的なサッカー、常に固定された一部の選手たち、とどことなく似通った部分がある。

そして大会前に非常に注目されていたテクニシャンの10番同士の活躍ぶりもまた、どこか似ている。
彼らの巧さ、そしてクラブでの活躍に何ら疑うものはないし、俺自身ロナウジーニョなどは非常に好きな選手だ。
だけど、やっぱりこの本番で、世界一を決める大会で活躍しないと認めてもらえない。

ロナウジーニョについては俺なんか云わなくても、これから世界中のマスコミがこぞってバッシングを始めると思うからあまり書きたくない。
だが、ロナウジーニョが悪いとかそういう事が云いたいわけじゃないよ。
ブラジルはチームとしての完成度が低かった。
またパレイラの選手起用ぶりや采配を見ても監督の質は低いと感じたし、この選手たちを揃えても勝てないのはやはり監督の責任を追求されるべきだと思う。


このゲームでの一番の敗因を挙げるなら、それはやっぱりロナウドの存在。
とは云え、ロナウドはそれほど悪くはなかった。
むしろかなり調子をあげてきた彼は終盤には孤軍奮闘するような場面が何回かあった。
太ったと云われても、上半身のフェイントだけで相手選手をかわせるテクニックと前に進む重戦車ドリブル、そして鋭いシュートなどは全盛期に近づきつつあった。
だが、パレイラ監督の彼に対する信頼の強さが結果的にブラジルを苦しめる原因になってしまったのは事実だろう。

そもそもこの試合、冒頭にも書いたようにアドリアーノを外して中盤の選手を入れた。
確かにこの1トップと云うのは現代サッカーの中でも流行の(云い方を変えれば最新の)システムなんだけど、かかる負担がすごく大きい。

しっかりとポストプレイをしなくちゃいけないし、ボールをキープして中盤の選手の上がりを待たなくちゃいけない。
その上スペースに走ってボールを受けてからのチャンスメイク、またターゲットマンとしてやはり得点を挙げなければならない。

フィジカルとスタミナ、そしてスピードに得点感覚とすべてが必要。
つまりはFWの能力がズバ抜けて高いチームにしか出来ない高等戦術でもある。

翻って今のブラジルはどうだろう。
ここまでロナウドはずっと使われてきたが、それは2トップとしてだ。
常にアドリアーノや他の選手たちがいて、その中でロナウドはあまり働かずにやってこれた。
中盤の選手たちを含めたこれら周りのフォローがあったからこそ、ロナウドが存在していたとも云える。
それをこの大一番で1トップにしてきたパレイラ。
フランスに対抗する策としては悪くはないし、非常に現実的な考え方なのも認めるけど(俺が監督でもおそらく同じ)なぜロナウドなんだ?という事。
そしてこの1トップでの戦い方をこれまで熟練させてきたのか、という疑問。

この場合はアドリアーノの1トップがベターだったと思う。
もしくはロナウドでスタートしてもいいが、それでチームの歯車が悪いなら彼を代える、もしくは早めに2トップに切り替えるという手の打ちようがあった。
そこにパレイラの限界、そしてブラジルの敗因を見た気がする。

実は対戦相手フランスの監督も同じような問題を抱えていた。
さきほど云ったようにビエラやマケレレ、テュラムといったベテランの選手たちはそれほど衰えが見えない。
彼らは高いレベルで守備をし、最後までブラジルを攻撃を跳ね返し続けた。

だが問題は攻撃陣であり、それはジダンやアンリの存在。
ジダンもアンリも元々それほど運動量があるわけではなく、前線から激しく守備をしてチームを助ける事もしない。
勿論その代わりに攻撃力、得点力といったものは世界最高峰のクラスなのでそれで許されるわけだ。
ではその分を誰が働くか、フォローするかという事がフランスの課題になってくる。

そこでドメネク監督は彼らの分まで走り回る選手をサイドに置く事でチームを完成させた。
それが今日の試合でも活躍していたリベリーとマルダの二人。

彼らは両ウィングという位置にいながら、攻撃にも守備にも積極的に顔を出す。
知名度から云えば決して世界的な選手ではないけど、アンリとジダンにない部分を持っている。
それが上手く噛みあっているからこそ、今のフランスは強い。
またそれがチームなんだと思う。

どれだけいい選手がいても1+1が2にすらならないんじゃ勝てるわけがない。
1+1が3にも4にもなるのがチームであり、サッカーだと俺は思う。
ジダンやアンリが輝けるのはその他の9人が素晴らしい選手であり、チームのコンセプトとディシプリンを守っているからこその結果。

そういった意味でドメネクも地味だが、なかなかの名将なんだと思う。
今日の試合での選手交代を見ても、

後半31分に右サイドのリベリー → FWゴブ。
後半35分に左サイドのマルダ → FWヴィルトール。
後半40分にアンリ → FWサア。

と申し分のない采配だった。
共にスピードのあるフレッシュな選手たちを、疲労度の高かった各ポジションの選手と入れ替える事で、守備面での優位性は勿論のこと、最後まで攻撃的(ボールキープやカウンターという意味)な姿勢をピッチの選手に伝えたという意味でも良かった。
得点を獲った殊勲のアンリも疲れが見えれば当然代える、というのも好感が持てる。


パレイラのお話に戻ろう。
選手を信頼するという事が必ずしも悪いとは思わないし、そういった信念は個人的には素晴らしいと事と思うけど、負ければ全てが無になる。
ましてや圧倒的な優勝候補であった今大会のブラジルで、ベスト4にも残れなかったこの「敗北」という結果の前には、いかなる「言い訳」すら許されないと思う。
日本のぬるま湯のようなマスコミやファンと違って、ブラジル人は厳しいからね…
きっとパレイラは少しばかりの失敗で、これまでの名声(例えば94年のWC優勝)を失い、取り返しのつかない悪名の数々を背負わされる事になるだろうね。
特に交代で入った3選手(シシーニョ、アドリアーノ、ロビーニョ)ともに前半から、スタートから出ていれば、と思う好選手たちだっただけに余計残念だ。

同じブラジル人監督のルイス・フェリペ・スコラーリ(ポルトガル代表)などは、どの選手でも調子が悪ければ、おそらく外すし、代える。
例外を作らない。
その信念ゆえに彼はあまりブラジル国内では人気がない。
だが彼は前回のブラジルを無敗で優勝させたし、今回もダークホースのポルトガルを見事に高みへと昇らせている。
(2004のEUROではポルトガルを準優勝に導いている)

パレイラやジーコとフェリポン。
冷静に考えれば、どちらが優秀な監督なのかは一目瞭然だ。
ただし人間性などの部分については、一切お勧めはできない。
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by rx-77-2cannon | 2006-07-02 00:00 | WC2006
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